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2017年3月号

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3月は年度末でもあり、ビジネスにおいては一つの区切りとしているところも多いでしょう。なもので春など感じる余裕もなくバタバタ、気が付いたら年度が替わっているなんてことも。
そして春は落雷や突風など意外と天候不良が多い季節でもあります。最近では雷の可能性を解析し1時間後まで予測する雷ナウキャストなんてものもありますが、今回のメルマガでも雷対策を紹介します。
今月のメルマガは以下2記事になります。


・それでもXPを使い続けたいあなたへ(おすすめしません)。
・雷対策していますか? この時期も注意が必要ですよ。



★☆ それでもXPを使い続けたいあなたへ(おすすめしません)。 ☆★
2014年4月8日に12年続いたサポートが終了して3年が経過しようとしていますが、いまだに1割弱程度の利用があるWindowsXP。
某国政府は延長サポートをかなりの額で契約したなどニュースになっていましたが、一般の利用においてはあまり見かけることもなくなったかのように思えます。
それでも使い続ける場合は、相応の理由があるかもしくは相当の猛者かもしれません。
先月号のメルマガでも紹介しましたが、サポート期間の終了は更新プログラムが提供されなくなるため安心して利用するには難しくなります。
人間のように働き盛りを過ぎたから静かに余生を過ごすなんて利用方法は現代のコンピュータには存在しないのです。ハードウェアのスペックが対応できるのであれば、新しいOSにアップグレードする方法もありますが、WindowsもXPからVista、7、8、8.1、10とすでに数バージョンも新しいものが発表されており、ハードウェアへの要求も当然上がっています。XPのハードウェアで最新OSを利用するのはかなり条件が厳しいでしょう。
だからといってXPをただ使い続けるにはあまりにも無防備です。さらに使い続けていけば利用者が減り続けるため攻撃の対象となるリスクが減るかもしれませんが、現状ではサポート期間の終了したセキュリティに脆弱な狙われやすいOSであることは否めません。なので使えるかどうかというよりも原則「おすすめしません」し、もちろん「おすすめできません」。
使い続けることでのリスクとその影響範囲へ理解と責任を負えない方はお控えください。こちらも一切の責任を負いかねます。

事前の説明は十分にしました。それでも使い続けるならこうしましょう。

1.Service Pack(サービスパック)のインストール
SPやService Packと呼ばれるものはWindowsの更新プログラムの集まりです。WindowsUpdateも最終的には自動更新がほぼ標準となりましたので、よほど特殊な設定や使い方をしていなければ自動的に更新されServicePack3(以下SP3)が適用されているはずです。キーボードのWindowsキー + Pauseキーで表示されるシステムのプロパティの全般タブから確認できます。
ServicePackもWindowsUpdateと同様に最新が適用されているべきですが、SP3が適用されていない場合はインストールしましょう…といいたいところですが、サポート終了しているため通常のWindowsUpdateでは入手できません。検索サイトからの入手は怪しいものが多く危険であり、おすすめできません。
WindowsUpdateからの入手はできませんが、WindowsUpdateカタログというWindowsの更新プログラムを検索してダウンロードできるサイトからはダウンロード可能です(2017年3月1日現在)。右上の検索ボックスに「KB936929」を入力して検索すると「Windows XP Service Pack 3 (KB936929) 」が表示されてダウンロード可能になります。
これらの操作はすべてInternetExplorerで行ってください。他のブラウザではうまくダウンロードできない場合があります。
インストールすることで、サービスパックを適用しないことを要因とする脆弱性には対応できます。
WindowsUpdateカタログはこちら※IEで開いてください

2.セキュリティソフト
Microsoft社がこれまで提供していたSecurityEssentialsもサポート外ということを明示的に表記するようになりました。これではあまりにも心配です。
セキュリティソフトはしっかりとしたものを導入しましょう。特に怪しいアクセスを制御するファイアウォール廻りが十分なものが望ましいです。有償のセキュリティソフトのいくつかは現状でも数社はWindowsXPへ対応しています。

Norton by Symantec
ESET
KASPERSKY
G DATA

有償のもののほうが安心感がありますが、無料で対応しているものもあります。
AVG(日本語対応)
Bitdefender Antivirus Free Edition
COMODO Free Internet Security Software
avast(日本語対応)
Panda Free Antivirus

セキュリティソフトをインストールしたとはいえ過信は禁物です。怪しいサイトやリンクなどはアクセスしないようにしましょう。

3.ブラウザ
WindowsUpdateをしっかり行っていた環境であれば標準のブラウザであるIEはIE8のはずです。IE8は2016年1月でサポート終了しています。
標準以外のブラウザで多くのシェアを持つGoogleChromeもすでにサポート終了しており、一般的な手順ではインストールできなくなりました。
FireFoxは2017年3月現在でも対応していますが、今月リリースのFireFox52をもってXPとVistaの正式なサポートは終了、2017年9月に最終的にサポートを終了する旨アナウンスしています。これでXP向けのブラウザは終了となってしまうようです。過去のバージョンをおそるおそる使い続けても、Webの世界はブラウザを割と早く切り捨てるので、この辺が一番障害となるのかもしれません。


4.メールソフト
標準のOutlookExpressを使い続けることはあまり望ましくありません。GmailやOutlook.comなどのWebメールを利用されている方は先ほどのブラウザが障害になるかもしれません。POP(サーバーからダウンロードして利用するタイプ)であれば、MicrosoftOfficeに含まれますOutlookが利用できます。MicrosoftOfficeもサポート期間を過ぎると利用には不安が伴います。WindowsXPに対応するOfficeのバージョンはOffice2010までとなっており、Office2003はすでにサポート終了、Office2007は2017年10月10日に延長サポートが終了します。Office2010をご利用の方はOutlookは2020年10月13日の延長サポート終了まで利用できます。
Officeをご利用でない場合や、すでにサポートが終了している場合ですが、Thunderbirdは現状対応を明記しています。
mozilla Thunderbird

もちろん新しいパソコンと新しいOSが利用できればそれに越したことはありません。上記情報の完全性や正確性は保証できませんし、当情報で起こされた損害や不利益についていかなる責任も負いません。それでも何かのお役に立てれば幸いです。




★☆ 雷対策していますか? この時期も注意が必要ですよ。 ☆★
小さなころは雷が鳴るとおへそを隠したものです(地方によるのかもしれません)。大人になると他にもたくさんの守るべきものとそれらへの責任が付きまといますよね。
春は意外と天候不良が多く、雷も例外ではありません。雷鳴が聞こえた際はすぐに安全な場所に避難しましょう。金属類を付ける付けないにかかわらず高いところに落ちる傾向があるそうです。何もない野原や海などを想像すると怖いですが、建築物や自動車は比較的安全だそうです(出典:気象庁)
そして心配なのが情報機器、そうですコンピュータ類です。
情報機器において落雷が脅威となる要因はおおよそ二つ、「電源トラブル」と「雷サージ」です。
現在においてはコンピュータとネットワークを利用した情報処理が事業に密接になっているため、それらの停止はそのまま業務の停止になりかねません。
また情報資産でもあるデータが、活用できるだけでなく損失する可能性もありますので、影響範囲と復旧に必要な時間をそれらにかけられるコストと勘案して十分な設計を行う必要があります。
落雷による「電源トラブル」で考えられるのは急な電源断や電源復旧までの停電ですね。コンピュータなどのデリケートな情報機器にとって急な電源断は、ハードウェアの破損だけでなく、記録している情報への影響も心配になります。これらへはUPS(無停電電源装置)と呼ばれる機器で対応します。
UPSを利用することで、急な電源の寸断時においては内蔵のバッテリーが動作することで情報機器を安全にシャットダウンする時間を稼げます。多くのUPSはOSと連携し常時監視、停電後一定時間経過した場合は自動的にシャットダウンを行ってくれます。ノートパソコンはバッテリーでも稼働しますので急な電源断においても強制終了にはなりにくいですが、デスクトップパソコンやサーバー機器などはUPSを利用したほうが安心ですし、業務利用であれば使って当たり前のものと言えるでしょう。
「雷サージ」は雷によって発生する過電流などのことを指します。建物の電源線を伝いますので、コンセントに刺さっている機器全てが雷サージに狙われる対象となるでしょう。近くに雷鳴が聞こえた際はすぐにシャットダウンし電源をコンセントから抜けば安心ですが、なかなかそうはいかないかと思います。
電気屋さんに行くと雷サージに対応するコンセントにさせるタップが売っています。すべての雷による被害に対応はできませんが、あるとないとでは安心感が違いますね。
比較的安価なものですので、保険と思って設置するのが望ましいでしょう。

保険と言えば通常ほとんどの火災保険は落雷事故については保証範囲に含まれているそうです。こちらも確認しておけば安心ですね。