Softbank AXA HOUSING ATTEND NIIGATA ハウジングアテンド新潟 メガファイル便

バックナンバー

アテンド ダルメシアン自動車メール

2022年6月号

かわら版
*.。+o○*.。+o●*.。+o○*メールマガジンもくじo○*.。+o●*.。+o○*.。+o

衣替えの季節となりましたが、クールビスもすっかり定着しビジネススタイルも清涼感が求められる今日この頃。
そして梅雨から本格的な夏に向けて、気力体力しっかりと整えておきたいですね。
健康はやはり食事と睡眠、そして適度な運動です。どれも現在は楽しく管理できる便利なアプリが多くありますので、楽しみながら健康管理をしてみてはいかがでしょうか。
今月のメルマガは以下の3記事になります。

・6月はネットワークをより快適に
・ゼロトラスト時代に始めたい、これからのセキュリティ
・たくさんの画像のリサイズ、私ならこうします(参考)
★☆ 6月はネットワークをより快適に ☆★

リモートでの勤務や会議、オンラインツールでのコミュニケーションなど、便利なツールの利用が当たり前となってきましたが、それに伴って負担が大きくなっているのがネットワークです。
いやいや、自社は特に変わった様子もないようだし大丈夫...なんて声も聞こえてきそうですが、まったく問題ないのであればそれに越したことはありません。けどなんだか調子が悪いとか、いつもより時間がかかる、なんだか遅いなんてことはないですか?
少し気になる程度でも、毎日利用するのであればなおさら解消したいものです。今回はネットワークに関してのよくある問題とその解消策をいくつか考えてみました。ぜひ皆様の環境に置き換えてみて、ご検討いただければと思います。


ときどき遅くなる、再起動で直る
いつもよりもウェブサイトの表示に時間がかかる、なんだかつながりにくくなったなどの症状が発生する場合ですが、ルーターはどんなものをお使いでしょうか?
例えば、契約しているNTTさんなどのレンタルだったり、ちょっと古いWi-Fiルーターだったりしませんか?
パソコンとネットワークの性能が上がり、ネットワーク通信もより多くのデータを消費するようになりました。ルーターは契約しているプロバイダとの接続をするだけのようにも見えますが、実は接続している複数台のパソコンとそのパソコンからの複数の通信は、契約したひとつの回線で待たせないよう効率よく接続している役目もルーターが担っています(ざっくりとした説明ですが)。
例えばWindowsパソコンの利用においては、100~400程度のセッションが発生するといわれています。ChromeやEdgeでmsnやYahoo!をブラウザで開くだけでも複数サーバーと多くの通信が発生、それに伴い多くのセッションが消費されます。このセッションとは一つの通信の開始から終了までを指すのですが、最終的にはルーターが一つの回線で効率よく通信できるよう制御していますので、セッションが多くなるほどルーターの負担が高くなるということです。
一昔前のルーターのセッション数は2,000~4,000程度のものが多く、ひかり電話ご利用契約でよくみるPR-300NEも2,048、家電屋さんでよく見るB社やN社の無線ルーターも2,048や4,096でした。今現在は非常に多くのセッションを利用することが当たり前となりましたので、最近は家電屋さんで買えるルーターでも、18,000~30,000程度にはなったようです。
台数が増えて不安定になる、再起動で回復するケースが多いのであれば、このセッション数が原因かもしれません。これまでの事例におきまして、とある訪問先で同様の事象が発生、セッション数を確認したところ、おおよそ4,000セッションを利用していました。
4,000セッションを10人で利用しているとすると、
10人の利用で 4,000÷10人 = 約400セッション/人
だれかが多くを消費するともう苦しくなるような数値ですね。当時このルーターはヤマハ社のRTX810に変更していただき安定しました。RTX810のNATセッション数は10,000ですので余裕ができましたが、現在のルーターはもっと多くのセッション数に対応できるようです。これらに該当するようならルーターの交換をご検討ください。

夕方などの特定の時間帯だけ遅い
特定の時間だけ遅くなるのであれば、まずは速度を計測してみましょう。
いつもは上りも下りも100Mbps以上なのに、19時以降は日が変わるまで2Mbpsなどのような低下具合の場合は、プロバイダを疑ってみましょう。夜の時間はみんなが楽しくHuluやNetFlix、YouTubeなどで盛り上がりますので、当然回線も混みあいます。また月に一回のWindowsUpdateの日も混みあったりします。もちろん混み合うってことはみんなが使っている人気のプロバイダということです。このような場合は、法人であれば法人向けのプロバイダを選ぶことで解消することが多いでしょう。またほかのプロバイダにおきましても、あまり多くの人が使っていなそうなプロバイダを選択すれば避けられるかもしれません。
また、現在のプロバイダがIPv6を提供しているようで、ルーターがIPv6に対応していれば思い切ってIPv6を試してみるのも方法です。接続方法の違いになりますが(おおざっぱですが)これまで皆が使っていたIPv4から、遅くなりにくいIPv6に変更するだけで改善する可能性があります。

もっと速くならないの?
現在の速度が100Mbps未満でストレスを感じている、既存環境が古くなっているなどであれば、ネットワーク環境を新しくすることで大幅に速度改善、安定する可能性大です。能力の高い業務用ルーターとアクセスポイント、有線LANのケーブルを新しい規格のものに交換、各所のスイッチングハブもギガビットの能力が高いものに変更などなど、環境を刷新することで不安要素がなくなり速度も大幅な改善が見込めます。またLAN内にファイルサーバーやNASなどの共有ストレージが存在する場合、大きなデータの移動やコピーは、古いネットワークから変更すると違いが目に見えてわかります。高精細な画像データを多くあつかう仕事であれば生産性に大きく違いが出てくるでしょう。
アテンドでは現在の環境の調査から課題抽出、改善提案までお気軽にご相談いただけます。ぜひぜひお声がけください。

★☆ ゼロトラスト時代に始めたい、これからのセキュリティ ☆★

このところよく耳にするようになった「ゼロトラスト」という言葉、ご存じでしょうか。ニューノーマル時代となり、企業においてはテレワークやリモート会議などの活用が普及、当たり前のように行われるようになりました。それによりこれまでのように社内ネットワークでの情報利用からクラウドサービスの利用が普及、業務システムや情報、アプリケーションまでもがクラウドサービスを活用する時代となった今、どこでも仕事ができるということは、社外利用における端末の紛失、マルウェア感染、情報の搾取や漏洩のリスクが増えることになります。
オフィスや拠点があれば、社内LANとその外側(WAN)の境目を境界として社内LANを社外から守る考え方となりますが、その際には社内LANに通常の用途において利用するのは社内にいる人だけ(つまり社員や関係者のみ)、第三者の直接的なアクセスができないセグメントという考えが前提条件となります。しかしながらインターネット上の各種サービス利用、現在のようにテレワークが当たり前のようになると、利用するネットワークが社内社外の区別がなくなります。そのような中ではすべてを信用せずに検証することが必要。それがゼロトラストになります。
これまで社内で行ってきた作業はすべて会社で導入、管理されたコンピューターであり、利用するアプリケーションも限定されていたものが、テレワークの普及により私有端末の利用が増えたことで、許可や検証されていないアプリケーションやクラウドサービスを利用する、甘いセキュリティなどでインシデント数は記録更新となっているそうです。まぁそうもなりますよね。便利なクラウドサービスが増えて職場じゃなくても仕事ができるようになった現在においては、みんなが使うインターネットに接続しなければ仕事になりませんし、取引先様やお客様などとのメッセージやファイルのやり取りにおいてもいろんなツールを指定される場合も多く、普段から必然的に多くの脅威に立ち向かうことになります。なので、どれも疑い検証するゼロトラストが必要になるのです。

すでにゼロトラストを実現するために多くのサービスやソリューションが存在しています。利便性を損なわずにより高度な認証を実現するシステムや、端末とログを分析しいち早いサイバー攻撃の検知、デバイスや利用状況に応じたログイン管理などなど。様々に便利なサービスが使われてデジタルデータがより活用、業務や生産の効率が上がる一方で懸念されるのがセキュリティ。ぜひ現在の社内状況と働き方に合わせてセキュリティ体制を見直してみませんか?

★☆ たくさんの画像のリサイズ、私ならこうします(参考) ☆★

写真などの画像をコンピューターで扱う際に、たくさんある画像を一括でサイズ変更できたらいいなぁってことありますか?
たとえばオンラインショッピングサイトを運営していたり、オークションなどの売買などで、撮影した画像をアップする際に指定サイズに変更するとか、高精細な撮影画像を保存する際にファイルサイズを落としたいときとかでしょうか。私自身がクリエイティブな業務に直接的に携わってないため頻度は少ないのですが、それでもそのような機会が発生した際は、まずはまとめてドーンと処理したくなります。何かの参考になればと思い、今回は画像をたくさんリサイズする方法を紹介します。

Windows環境での画像一括リサイズ
Windows環境の場合は、「Microsoft PowerToys」を使いましょう。PowerToysはMicrosoft社が提供している便利なユーティリティセットです。一括リサイズだけではなく、画面に表示されている色をコードでコピーできるColorPickerやウィンドウレイアウトのパターンを作成して素早く配置できるFancyZones、キーボードのキーを再割り当てできるKeyboardManager、アプリケーションを高速で検索起動できるPowerToysRun、今回の画像一括リサイズのようにファイル名を一括変更や置換ができるPowerRenameなどなど。
今回はそのPowerToysのツールの中から一括リサイズできるImage Resizerを使ってみましょう。といっても簡単です。
まずは、PowerToysをインストールしてください。
Microsoft PowerToysはこちらから
インストールが完了しましたら、画面右下の通知領域からPowerToysのアイコンをクリックして起動、設定画面からImageResizerを有効化してください。はい、それだけです。
そしたら使ってみましょう。エクスプローラーで目的の画像が入っているフォルダを表示、リサイズする画像をすべて選択します。フォルダ内のすべての画像が対象であれば、キーボードCtrl + Aで全選択すると簡単です。後は右クリックで「画像のサイズ変更」を選択するだけです。Windows11でメニューが表示されない場合は、右クリックメニューの「その他のオプションを表示」で以前の右クリックメニューを表示させてから「画像のサイズ変更」を選択してください。ひと手間増えて困ったものです。
表示されたImage Reseizerのウィンドウからあらかじめ設定してある大中小のサイズ、またはカスタムサイズも可能。そして任意でオプションを選択して「サイズを変更」ボタンを押すだけ、まぁかんたん。

MacOS環境での画像一括リサイズ
MacOSもたぶんに便利なアプリなどほかの方法があるのでしょうが、おすすめはターミナルでのコマンド操作です。
一括でリサイズしたいディレクトリにcdコマンドで移動して、例えば幅や高さの最大を800にするのなら以下のように入力します。

sips -Z 800 *.jpg
これは、shipsコマンドで、-Zは画像の比率を保つオプション、800は幅または高さの最大値、*.jpgはそのディレクトリにある拡張子が.jpgの画像ファイルすべてを選択する  という内容になります。
ディレクトリをコピーして練習するとよいですよ。

今回は画像のリサイズを一括で行う方法を紹介しましたが、かんたんな作業でも数が多ければ面倒ですし時間もかかるものです。そんな作業こそコンピューターにおまかせしましょう。