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アテンド ダルメシアン自動車メール

2021年8月号

かわら版
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依然として緊張が伴う毎日ではありますが、ワクチン接種が広まりつつあり、今後への期待も大きく持てるようになりました。
医療従事者や関係される方々が日々懸命に働いている状況を考え、これ以上拡大しないよう皆で取り組んでまいりましょう。
アテンドでは引き続きテレワークや時差出勤などにおけるIT課題へのご相談や対応を積極的に行ってまいります。
細かなことでも対応いたしますので、まずはお気軽にご相談ください。今月のメルマガは以下の3記事になります。

・起動が遅い? それ故障かもしれないです。
・Windows11がやってくる!? アップグレードできないかも?
・夏本番!急なトラブルを防ぐためには
★☆ 起動が遅い? それ故障かもしれないです。 ☆★

「なんだか最近Windowsの起動が遅いなぁ…」 って、もしかしたら故障や調子を崩しているかもしれません。
特にこの暑い時期、ハードディスクを使ったパソコンはつらい環境かもしれません。いつもよりも起動に時間がかかる場合でも、更新プログラムの適用で時間を要しているのであればまだ安心ですが、そうでなく起動に時間がかかる、アプリケーションも普段より起動に時間がかかる、などの場合は注意が必要ですよ。

かんたんにチェックしてみる
エクスプローラーを開き(Ctrl + E)、対象のドライブを右クリックで「プロパティ」を開き、「ツール」タブの「エラーチェック」で「チェック」ボタンを押します。
ついでにデフラグと最適化を行うのもコンディションを保つ面ではいいかと思います。Windows10はデフォルトで最適化が実行されるようになっています。またSSDの場合はデフラグは必要ありません。

チェックディスクを使ってみる
昔ながらの「chkdsk」(チェックディスク)というツールもありますが、コマンドでの利用ということもあり慣れていない方はお勧めしません。またハードディスクには相応に負荷がかかりますので、壊れかけている場合にとどめを刺すことも考えられ注意と覚悟が必要です。念のためファイルはバックアップを取りましょう。
chkdskはコマンドプロンプトで例えばCドライブであれば「chkdsk c:」と入力、実行します。また以下のオプションが利用できます。

  • /f ファイルシステム修復
  • /r 不良セクタの検出(/fを含む)
  • /b 不良クラスタをチェックする(/rを含む)
/fよりも/r、/rよりも/bが下位を包括するため不可もかかり時間もかかります。私見になりますが、chkdskでエラーを検知した場合はいくら処理されたとしても諦めてディスク交換します。仕事で利用するなら不安を抱えて利用したくないですよね。

CrystalDiskInfoでより多くの情報を知る
CrystalDiskInfoはこちらから
フリーソフトのCrystalDiskInfoはHDDにもSSDにも利用できる強力なツールで、より多くの情報と状態を知ることができます。インストールしておいて定期的にチェックしたいツールです。chkdskなどのようにコマンドの操作に不安があるなら、こちらの利用がおすすめです。

ディスクのエラーや故障じゃなさそうだけど・・・
ここまでで特にディスクの故障やエラーじゃないけど調子が悪いという場合、Windowsやそのシステムファイルが壊れた可能性もあります。使い込んだ環境であればリカバリでスッキリがおすすめですが、普段の環境を構築するのに時間も余裕もない忙しいあなたには、インプレースアップグレードがおすすめです。
昔でいう上書きインストールです。現在稼働しているWindowsに新しいバージョンを上書きしてWindowsをクリーンな状態にします。OSやそのファイルに破損や問題がある場合はや悩まずにこれだけで解消する場合が多くおすすめです。詳しい手順は以下のリンクをご覧ください。
Media Creation Tool から Windows 10 の最新バージョンへアッ プデートする方法

時間はかかりますが、定期的にメンテナンスすることで快適に利用できる時間を増やせるばかりか、早い段階での故障の検知もできます。快適な利用とトラブル時の面倒を無くすためにもチェックは怠らないようにしましょう。

★☆ Windows11がやってくる!? アップグレードできないかも? ☆★

なんとなんと、先月にMicrosoft社より「Windows11」の発表がありました!

Windows11登場のページはこちらから

デスクトップを含めて機能を刷新、Teamsを統合(Skypeは?)、ウィジェットでニュースをすぐにみられる(Vista?)など、現時点では断片的な情報ですが、上記サイトの他にもインターネット上には多くの情報が飛び交っています。
その中でも話題となっているのが、アップグレード対象です。現時点ではWindows10を利用しているのであれば、無償アップグレードの対象となるようですが、6/25にハードウェア最小要件が発表、6/29に対応CPUが緩和されました。当初最低システム要件を満たしているかどうかを確認できる「PC正常性チェック」ツールが提供されていましたが、現在は準備中となっております
Windows10は古めのパソコンでも、そこそこのスペックであれば快適に動作出来ました(Core2Duo/4GBメモリ/SSD128GBのマシンでも快適でした)。しかしながら今回のシステム要件は、CPU:1GHz以上かつ2コア以上、メモリ:4GB、ストレージ:64GB以上…という点は古めのマシンでも問題なそうにしても、システムファームウェアがUEFI/セキュアブート対応となったことで、AMIやAwardなどのBIOSを利用した古いマザーボードは切り捨てられました。そしてそれよりも、TPMバージョン2.0以上、GPUがDirectX 12 互換のグラフィックス / WDDM 2.x というところも古めのマシンが切り捨てられます。デスクトップマシンであればGPUは交換できますが、TPM(トラステッド プラットフォーム モジュール)って?
暗号化キーの生成と保存、利用期限などを扱うプロセッサをハードで実装するものだそうで、これは古めのマシンにはない場合も多いかと思います。マザーボードにソケットを要強いているメーカーもありますが、2.0以上のバージョンに対応するオプションが存在するのか、またそれを入手できるのかは不明です。

要件がどこまで緩められるのかを淡く期待していますが、個人的には2006年に購入したWindowsXPのノートパソコンがこれまでXP→Vista→7→8→8.1→10と6つのOSを快適に動かしてきただけに、ここでハードウェアで切り捨てられるのが非常に残念です。また利用しているデスクトップはCPUも古くTPM2.0にも非対応ということで、こちらも諦めが必要なようです。
そんな古いマシンを利用しているかたは少ないかと思いますが、まだまだ使えると思っていてもダメな場合も考えられますので、注意が必要です。WindowsOSはハードウェアと切り離されて単体で販売利用されているOSだけに、少しハードが古くてもと思っていましたが、今後は限定的となるのでしょうね。

とはいえ、Windows10も2015年の提供から6年たちました。Windows10は機能の改善や追加はWindowsUpdateで行われ古くならない、Windows最後のバージョンと言われてましたが、どうしたものでしょうか。当メルマガでも経過を追ってまいります。

★☆ 夏本番!急なトラブルを防ぐためには ☆★

梅雨が明けて夏本番、連日30度超えの地域も多いようで、水分の補給と体調管理はしっかりと行ってくださいね。
そんな夏の環境はITやネットワークにおいても過酷な状況となります。人間も暑くでぐったりする季節です、機械ももちろん暑がっていますよ。今回はそんな夏に急なトラブルで困らないように予防を含めた対応を紹介いたします。

パソコンの熱対策は当たり前

パソコンは使っていると内部は結構というか、かなり熱を持っています。特にHDDを利用したマシンは常に超高速にディスクが回転(1分間に5,400回転とか7,200回転など)していますし、CPUは常に高度かつ高速な計算処理を行って熱を放っています。特にHDDはデータを格納し記録している媒体です。壊れてしまったらデータも無くしてしまいますので、壊れちゃったじゃ済まされません。HDDは一般的に50度が限界温度、それ以上は壊れやすくなると言われています(諸説あり)。一般的なパソコンはこれだけ暑い最中にエアコンもない暑い部屋で作業するようなことはほとんどありませんが(人間が先にまいってしまいます)、それでもデスクトップパソコンであれば熱がこもりやすいデスク下におくより空気が流れる場所においたほうがよいですし、ノートパソコンはあの薄い筐体の中に所狭しとハードウェアが詰め込まれているため、この時期だけでもスタンドなどを利用して浮かせると良いでしょう。アマゾンなどで「冷却台」などの単語で調べると安価なものが多く見つかります。またパソコン本体の通気口などがホコリなどで詰まっていることのないよう、定期的に掃除もしておきましょう。

ネットワーク機器や社内サーバーも

意外とそのままにしがちなのがネットワーク機器。足元にケーブル類と一緒にハブが押し込まれていたり、何段にも積み重なったハブやルーターは意外と発熱しています。ハブやルーターも電源を取って流れているデータを処理していますし、ルーターはCPUも入っているコンピューターですので、それなりに発熱します。少しでも風通しが良くなるように配置しましょう。マニュアルやメーカーサイトで動作温度を確認しましょう。積み重なったハブやルーターはゴム足などで浮かせるなどするのも方法です。
社内サーバーやNASなどもラックや棚に押し込んだままなどの場合も見受けられます。これらの多くは吸気や排気などでファンを使っておりますので、吸気口や排気口べったりに押し付けていたり、隙間なくくっつけていたりなどは機器にやさしくありません。人間がいるフロアはエアコンで涼しくてもサーバーやNASの場所は特に何もなく暑いなんてことのないように、動作温度内での稼働となるように工夫しましょう。HDDを複数台利用したRAIDなどの構成の場合はHDDが密集した状態でお互いに発熱しています。特に暑い日は扇風機を向けるだけでも違いますよ。

なにはともあれ「掃除」すること

デスクトップもノートも、NASもサーバーも、ネットワーク機器も、まずはしっかり掃除しましょう。すべての機器はエアフロー(空気の流れ)を考えて作られていますが、ホコリやゴミで塞がれていては意味がありません。そしてそれらの機器だけでなく、部屋もしっかり掃除しましょう。どんなに機器がきれいになっても部屋がホコリだらけなら、またすぐに詰まります。特にパソコンやサーバー内部はCPUに大きな金属の放熱フィンが設けられ、そこにファンの風を直接当てて冷却しています(CPUクーラーとか言います)。そこがホコリで詰まったり、ファンの羽がホコリで重くなっている、ファンの軸がホコリで抵抗になっているようなことがないように掃除が大切です。1年以上掃除をしていないのであればすぐに掃除してみましょう。
壊れてからでは遅いからこそ、普段の掃除と対策をしっかり行いましょう。