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アテンド ダルメシアン自動車メール

2021年6月号

かわら版
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緊急事態宣言が出されたなか、ここ長岡市においても先月中旬から特別警報が発令されました。
対象施設様におかれましては、生活もあり大変なご状況かと察します。また最前線で懸命に立ち向かい続ける医療従事者や関係者の皆様におかれましても、感謝の念に堪えません。
このような時期だからこそ、不要不急な外出や移動はなるべく控えて外食よりもテイクアウトを積極的に利用するなど、皆でできることから取り組みましょう。また職場でもテレワークや時差出勤などで接触を減らすよう取り組んでみましょう。
一人一人がこれまでよりも意識して取り組むだけでも効果はきっと違ってきます。少しでも早く以前のように穏やかな生活ができるようにがんばりまりょう。今月のメルマガは以下の3記事になります。

・遅いインターネットを疑うポイント
・いよいよIEのサポートが終わります
・SSD時代の大容量HDDとは
★☆ 遅いインターネットを疑うポイント ☆★

「あれ?なんだか最近ブラウザでページが表示されるまで時間がかかってない?」
「メールの送受信が終わるまで遅くない?」
「ウェブ会議が安定しない…」
などなど、インターネットが遅くて困っていませんか? この状況下でウェブミーティングやメール、コミュニケーションツールでのやり取りが増えていることもあり、インターネットに流れるデータの量も増加の一方です。みんなが使って渋滞している状態を想像してみてください。でも、「じゃあしょうがないか」では仕事は終わりません。
今回はそんな場合のチェックと改善方法を紹介いたします。
まずはその原因を特定しましょう。

まずはルーター直下で測定

原因の切り分け、要因特定のためにまずはLANケーブルを使い直にルーターのLANポートに接続。間に何もはさまない状態で原因を切り分けます。

ルーター直下だと早い場合は?

ルーターからパソコンを設置した場所までの経路におけるハブやケーブルを疑いましょう。ギガビット規格ではないものを利用していたり、古いものを利用しているとそこで速度が大幅に低下している可能性が考えられます。何か所も分岐している場合は、ルーターから利用場所に向かって分岐場所で一つずつ遅くないかを試してみます。速度測定サイトを利用すると便利です。
速度測定サイトの例:speed.cloudflare.com
古いハブやケーブルはこの際取り換えましょう。

無線だけが遅い、不安定

有線LANだと早いけど、いつも使っている無線LANだと遅い、不安定な場合は、電波が遠い場合や電波の干渉などが考えられます。目に見えない無線LANの状況は確認がしにくいものですが、I-O DATAさんの無償アプリ「Wi-Fiミレル」は名前の通りに電波を見える化できて便利ですよ!
スマートフォンアプリ Wi-Fiミレル
このアプリを利用すれば簡単に電波強度が測定できます。無線ルーターやアクセスポイントの置き場所を替えながら測定して調整してみましょう。またご近所の電波が強い場合や他の電気製品の影響が考えられる場合は、お使いのWi-Fi機器のマニュアルを確認してチャンネルを変更してみましょう。置き場所やチャンネルの変更で改善する場合は多くありますよ。
そして、電波が入りにくい場所やWi-Fi機器から離れた場所などは電波強度が弱く表示されると思います。そんな場合は中継器で改善できるかを試してみましょう。
Wi-FI中継器
コンセント直付けのタイプは手軽で便利です。私もWi-Fi関連の現調に行く際にはWN-G300EXPをカバンに入れておき現地で設置してみて改善が期待できるかを調査したりもしています。
Wi-Fiを敷地内のどこでもストレスなく利用したいのであればメッシュWi-Fi環境も検討してみましょう。こちらは先月のメルマガで紹介しています。

ルーター直下でも遅い場合は?

この場合やルーター自体かルーターより外側、つまりWAN側の問題の可能性が高いです。これまではそれほど遅く感じなかったのに最近遅い…などの場合はルーターではない可能性が高いかと思います。この場合に試せる方法は「プロバイダの変更」です。うちは大手だから大丈夫! とは限りません。というのも、大手だからこそ契約者数も多い、つまり利用者数が多くて渋滞している可能性が高いのです。法人向けの契約であればある程度の速度を保証する場合もありますが、一般的なプロバイダ契約は「ベストエフォート」です。これは契約上の最大通信速度を上限として最大限努力しますよ、という契約ですので、プロバイダは上限速度を保証しません。契約者数とその利用が多くて混雑、渋滞することもあるのです。
まずはプロバイダのサポートに連絡、状況を説明してみましょう。サポートさんが調査、結果から有用な情報が得られるかもしれません。しかしながらサポートから混雑しているが設備増強の予定はなく、改善できるサポート提案ができない、などの回答をいただくこともあります(実話)。こうなるとそのプロバイダと契約している間は我慢するしかありませんので、プロバイダ契約変更を検討しましょう。利用する地域でどのプロバイダがいいのかの選択は難しいですが、お試し期間を設けているプロバイダもありますので積極的に利用してみて、ご利用の地域でいい結果が出せるプロバイダを見つけてみましょう。
新潟県内の法人限定で、高速安定する接続を提供しているN-PLUSは、混雑する時間帯やWindowsUpdateのタイミングなどでも高速安定した品質の高い接続を提供しています。弊社もN-PLUSに変更してからは、どんな時間帯でも複数部署でオンラインミーティングを行っていても速度が低下することなく安定して利用できていますので、おすすめです(新潟県の法人様限定ですが)。

「遅い」「繋がらない」「速度が不安定」ネット3台ストレスをズバリ解決!N-Plus高速安定フレッツ光プロバイダ

インターネットやネットワークとなると、目に見えにくいこともありちょっと…となりがちですが、要因が特定できればこれまでのストレスが嘘のように快適になりますよ。インターネット回線は速くて困ることはありませんので、ぜひ参考にしてみてください。
それでも遅い、改善しない場合やご面倒な場合は、新潟県内限定となりますが、有償で訪問サポートも可能です。お気軽にご相談ください。

お気軽にお問い合わせください
★☆ いよいよIEのサポートが終わります ☆★

WindowsOSの標準ブラウザ(だった)「Internet Explorer」。それはWindows95から標準搭載され、Windows10でEdgeが登場するまでの間、大勢に利用されたブラウザです。Windowsが10になり標準ブラウザはEdgeになりました。提供元であるMicrosoft社も「Internet Explorer」を使い続けるのは危険、Edgeを利用するように案内やアップデートをしてきました。とっくに多くの一般ユーザーはEdgeに移行しているものと思われますが、Microsoft社は現地時間の2021年5月19日に、一般ユーザー向けのInternet Explorer11のサポートは2022年6月15日に終了すると発表しました。

Internet Explorer は Microsoft Edge へ

思えばWindowsのバージョンが上がるたびに標準ブラウザとしてIEもバージョンを上げ続けてきました。WindowsOSのシェアとそのブラウザであることから、事実上の標準ブラウザであり、弊社のようなウェブ会社においては、ウェブサイト制作やウェブシステム開発における標準ブラウザとして扱われてきました(当時)。独占的な状況だったブラウザシェアも第二次以降のブラウザ戦争を経て勢いをなくし、2014年頃からはGoogleChromeにシェアを奪われてしまいました。独自の機能拡張でウェブエンジニアの手を煩わし、またそのIEに依存してしまったシステムは未だに移行できず苦しんでいるかもしれません。


大丈夫です。

Windows10の標準ブラウザでもあるEdgeは、これまでのレガシーなウェブサイトも最新のウェブサイトも大丈夫、どちらもサポートします。現在のEdgeはGoogleChromeと同じ「Chromium」をベースに開発されており、Chromiumは多くの主要ブラウザのベースでもあることから事実上の世界標準でもあります。そしてIEに依存している、つまりIEでしか動作できないウェブサイトやシステムにおいては、「IEモード」と呼ばれるものを用意し、互換性を確保すると発表しています。つまりEdgeを利用すれば最新にも過去にも対応するということになりますね。あぁ、助かります。そういえばWindows7の時にはXPモードなんてものを用意してもらえました(Vistaは?)。とはいえ、いつまでもレガシーなサイトを救済できるものではありません。IEモードが使えるうちに速やかに移行を準備すべきです。約一年後となりますが、規模に合わせて計画し円滑に移行を進めることをお勧めします。

★☆ SSD時代の大容量HDDとは ☆★

高速かつ省電力のSSD(ソリッドステートドライブ)はあっという間に普及、パソコンの記憶媒体としては標準となりつつありますね。あの速度は、使ってしまったらHDDに戻りたくなくなります。普及してきたこともあり、価格も相応にこなれてきました。また容量も大きなものが手に入れやすい価格になりつつあります。
もう重くて遅くて壊れるHDDは過去のものなのでしょうか?

容量が必要な場合は、やはりHDD
SSDの価格がこなれてきたとはいえ、たくさんのデータを保存するには大きな容量が必要であり容量対価格面ではまだまだHDDが優位です。10TB以上の容量もHDDなら大丈夫、18TBなんて大容量のHDDも発売されています。防犯目的で常時録画する場合や、動画などの大きなファイルの格納、またお仕事以外においても常にテレビ番組を録画して好きな時間に見るなどの用途においては大容量HDDが頼れますね。

高耐久なHDDがある
HDDもメーカーやブランドが多くあり、その中でも用途に合わせて様々に選ぶことができますが、各社それぞれ出しているものが「一般用途向け」と「高耐久」の区別になると思います。一般向けはパソコンなどの利用として、使う時だけ電源を入れて利用しシャットダウンする用途になりますが、高耐久のモデルは24時間365日の稼働を想定して作られおり、3年などの保証期間を設けています。つまり3年間無停止として設計していますので、それだけで高耐久な印象が伝わりますね。
NASやファイルサーバーなどのストレージ利用の機器は、これらの高耐久なHDDを利用していることがほとんどです。

ヘリウムガスを使っている
HDDがさらなる大容量となった技術の一つにヘリウムガスの充てんがあります。HDDは回転するディスク(プラッタといいます)に磁気を利用してデータを読み書きしますので、データを読みに行ったときに最大で1回転待たされることになります。そのため回転数が速ければ読み書き速度も上がりますので毎分数千から一万回転程度の速度でディスクを回転させているのですが、そうすると内部で空気抵抗が発生、ディスクが揺れずに安定させるには厚みが必要となり、限られた規格のスペースではディスクの枚数に限界が発生し、大容量化のハードルとなっていました。抵抗となる内部の空気の問題を、空気でなくヘリウムを充填することで解決。ヘリウムの密度は空気の14%程度、抵抗を減らせればディスクの揺れを抑えられるためディスクを薄くできる、その分多くの枚数を格納できるので容量が大きくできました。
またSSDと比較してHDDは動作する部品が多いことからも故障率の面で不利になるのですが、動作するにあたっての抵抗がヘリウムにより減ることで、ディスクも軽い力での回転が可能となり、モーターの電力や発熱、ノイズも削減、故障率の低下や読み書きの速度向上も期待できます。
ヘリウムを充填したHDDは各社8TB以上などの大きな容量のものになりますが、価格差もさほどでもないため性能を考えると選択してみたいところです。
HDDの1ドライブで10TBを超える容量なんて、すごい時代になりました。SSDもますます高密度大容量化が進むと思いますが、HDDも各社の努力ですごく進化していますね。普段使いのコンピュータはSSD、大容量の保存はHDDの構図になりますが、いずれも速度と耐久性があがりユーザーにはうれしいばかりです。