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アテンド ダルメシアン自動車メール

2019年11月号

かわら版
*.。+o○*.。+o●*.。+o○*メールマガジンもくじo○*.。+o●*.。+o○*.。+o 朝晩の寒暖差が日に日に大きくなり、冬がそろりそろりと向かっているのを感じます。新潟県の暖房といえば、すぐに暖かくなる石油ファンヒーターが代表格でしょうか。灯油を買いに行く手間はありますが、すぐに部屋中暖かくなる即効性には替えられません。ですが、エネルギーとその効率から考えると、エアコンが一番みたいですね。暖房器具だけでなく、サッシやカーテンなど窓を工夫するだけでも暖房効率が違うそうですよ。
冬はこれからですが、しっかりと準備して冬を楽しみましょう。今月も3記事をご紹介いたします。

・インクだけじゃない!?互換品を使ってみた
・世界の工場、驚愕の製品性能(Wi-Fiルーター編)
・Excelを超える使い方を慣れたExcelで考えてみる
★☆ インクだけじゃない!?互換品を使ってみた ☆★

さまざまに発表される新製品。家電や自動車、生活用品などなど、最近のIoTを背景に多くの製品が小型化されたコンピューターやネットワークを利用して生活をより便利にしてくれるアイディアが次々と製品化されています。
そしてその新製品が発売されると後を追うように、その製品の消耗品などがメーカーや製造元ではないメーカーから安価に発売されることが多々あります。 今回はメーカー純正品ではない互換品について考えてみましょう。
多くの人が知るものとして、これから年末に向けて活躍するインクジェットプリンターのインクがあります。インターネットで検索すれば、大手メーカーの各プリンターインクの互換品が多数見つかります。プリンター自体の保証が怪しくなるだけでなく、純正インクを利用しない以上結果も保証できませんが、それでも比較的多くの方が利用しているのではないでしょうか。またレーザープリンターのリサイクルトナーも純正品とは比較にならないくらい安価で提供されているため、こちらも利用している方が多いことでしょう。いずれもモノクロで印刷がかすれないのであれば十分ですよね。 ではプリンター以外ではどうでしょうか? Googleで「互換品」で検索するとなんと!39,400,000件の結果。おおよそ見てみますと…

  • プリンターのインクやトナー
  • パソコンや家電製品、工具類のバッテリー、アダプター
  • パソコンやスマートフォン、家電製品のケーブル類

などが目立ちました。電動歯ブラシの替えブラシや電子タバコなどもありましたね。ショッピングサイトでは口コミでの使用感が参考になりますが、最近では口コミ代行での情報操作も考えられるので、あまりあてにならない場合もあるようです。考えてみれば、もともとのメーカーがその消耗品も含めて設計・開発した商品ですから、それを外部が模倣して作った互換品で100%の性能が期待できるわけがありません。ですので、コスパだけで買ってしまうと後悔することになるかもしれませんが、「互換品でも問題なく動いた、ラッキー!」と楽しむくらいの考え方がいいと思います。
そんな互換品ですが、経験を通してこれまで利用した結果をお伝えします。

ノートパソコンのバッテリー
純正との価格差が大きく、純正と変わりなく動作できれば満足度が高いと思われるノートパソコンのバッテリー。実はこれまで数台を互換バッテリーで使ってきましたが、いずれも発火など事故につながる不具合は発生していません。肝心なバッテリーの動作時間や充電時間も純正と変わったと気付けることはありませんでした。過去に1台だけですが、完全に充電しない(100%にならない)バッテリーがありました。これは気になる人は多くいそうですね。
ただし、互換バッテリーもピンキリのようで、内蔵している電池(セル)が日本メーカー製であることをうたっている商品が多く見受けられます。

アップル社の製品
MacBookProやMacbookAirのバッテリーは何度か互換品に交換しました。こちらも内蔵しているセルは日本製を選びましたが、充電時間も動作時間も問題なく使えていますし、膨れてくることもありませんでした。ですが、他メーカーのノートパソコンと違い互換バッテリーだからといって、そこまで安くない印象でした。また、ノートパソコンと違いバッテリーは内蔵されていますので、分解しての作業が必要になります。
コスパがいいと思ったのは電源アダプター。純正品は6~7,000円強の価格ですが、互換品は2,000円弱程度。自宅と職場など、それぞれにあれば持ち歩く必要がなくなりますが、追加で買うには結構なお値段ですよね。だからこそ互換品が威力を発揮するところです!しかし口コミを見ると発火やケーブルが溶けたなど、怖いことが書いてあるので躊躇したのも事実です。互換品のメーカーにもよるのでしょうが…。
互換アダプターに関しては、見た目はあまりかわらずトレードマークがないくらい。しかし!互換品のほうが軽いんですよね。値段なりの部品数ということでしょうか。それと結構熱を持ちます。そう熱いです。冬はいいと思います。しかしながら使うに至ってはまったくと言っていいほど純正品と変わらずに使えています。

そのほかの製品
Androidタブレットも多くの互換バッテリーが発売されているようで、こちらも安価に交換できて問題は起きませんでした(ただし交換作業は大変です)。 コンピューター以外でも日立やマキタなどの電動工具も互換バッテリーが普及しており、我が家の掃除機も互換品で日常的に利用、それも付属のバッテリーより大きなアンペア数の互換品で、連続稼働時間も増やすことができましたよ。 スマートフォンの充電ケーブルなんて、それこそ100均からも発売されていますが、Android端末は問題なくてもiPhoneは認定品でないとダメな結果も多くみますよね。こちらもかなりの数が売られていますが、純正品のケーブルが柔らかく破れてしまうことも多いため、丈夫な互換品を利用している人も多いでしょう。私のおすすめはAmazonBasic製品です、安くて丈夫!。

ビジネスモデルなのか、プリンター製品は本体が異常に安くてインクが高い印象ですが、同様に電動工具も本体だけだと安い製品が多い印象です。自己責任にはなりますし業務利用であれば利用に制限もありますが、趣味や家庭の利用であれば互換品で楽しめるのも一興です。

★☆ 世界の工場、驚愕の製品性能(Wi-Fiルーター編) ☆★

あのアジア大陸で最多の人口を誇る国、中国。そしてありとあらゆる世界中の製品を生産している世界の工場、それも中国。最先端を行くグローバル企業が製造工場を構える国、それも中国。「日本製だから安心」も過去の話、いまや多くの製品が中国で作られています。大手企業の製品であれば品質にも十分以上にコストをかけているため違いが判りません。A社やG社のスマートフォンやタブレットも中国製造、中国製の製品に触れずに生活することが困難なくらいに日常的となっています。
日本やそれ以外の先進国のメーカーで製造が中国なのは、利用者も気にせずそのメーカー製だということで利用している人も多いかと思いますが、ここで一石投じて、あえて中国メーカーを利用するという視点を持ってみたいと思います。
たとえ中国製だからといってもメーカーが先進国のグローバル企業、その設計だから安心。という方は視野に入らないと思いますが、例えば家電製品のハイアールグループ、パソコンのレノボなど、普段から利用するものにおいても世界シェアを占めている中国製品は多々あります。
今回はそんな中国メーカーで、深センに拠点を置くTP-LINK Tecnologies社のWi-Fiルーターを試してみたいと思います。1996年設立、Wi-Fiルーターやスイッチ、カメラなどネットワーク製品を主として製造している企業です。Amazon.co.jpでも「無線ルーター」などで検索すると上位に表示され、カスタマーレビューも星が多い傾向ですね。ゲーマー向けからメッシュWi-Fiシステムまで多くの種類を展開しており、用途に合わせて悩めます。今回は自宅で利用していたN社の無線ルーターからの入れ替え、構成はONU-ルーター(RTX810)-無線ルーター(アクセスポイント利用)としています。NTTフレッツ光ネクスト、アサヒネットIPv6接続の環境でiPhone8で試しました。
上記同様にAmazon.co.jpで「無線ルーター」で検索した結果、一番上位に表示されたのが「Archer A10」という機種。それも3年保証で8,000円弱。特徴には「1733+800Mbps 高速無線LANルーター」とのこと。とりあえず、現在のN社ルーターで計測してみます。

1階 下り75.9Mbps 上り60.5Mbps
2階 下り27.6Mbps 上り48.3Mbps

まぁ、こんなもんでしょう。そしてArcher A10をアクセスポイントモードに設定して接続。早速計測してみると、

1階 下り440Mbps 上り204Mbps
2階 下り197Mbps 上り247Mbps

ありゃりゃ、桁が違いますね。何度か計測しましたが、ほぼ同様の数値。これまで2階や浴室などで接続がたまに切れてしまうこともなくなりました。あの鬼のようなアンテナは飾りじゃないようで、非常に高速かつ家の隅々まで届くようになりました。これはすごい!
とはいえ、N社の無線ルーターは非常に安定していました。接続が切れて再起動することはほとんどありませんでした。いくら電波が強くてもしょっちゅう再起動が必要になればストレスです。ですので、このAcher A10もいかがなものかと思っていましたが、7月に購入して今日現在までほぼ3カ月の間に調子が悪くなったことも、それで再起動したこともありません。まぁルーターを別にしていることもあるのかもしれませんが、それでも安定して速度や接続範囲も向上、さらにリーズナブル。メーカーにこだわらなければ、いい選択なのではないでしょうか。
しかしデメリットといいますか、気になることもあります。それは本体が弁当箱のように大きく場所を取ること。そしてその大きな本体の背中からアンテナがニョキニョキと生えていること。人それぞれかもしれませんが、普段目にする場所に置きたくはないデザインと大きさです。ですが、その大きさとアンテナだからこそのこの性能なのかもしれません(なもんでテレビボードの引き出しの中に入れてしまいました)。
ネットワーク機器を主としているメーカーということもあり、期待以上の結果を得られて満足です。自宅のWi-Fiにご不満がある方はぜひお試しください。


★☆ Excelを超える使い方を慣れたExcelで考えてみる ☆★

多くの方に利用されている表計算ソフトExcel。ちょっとした集計のほかにも、様々なデータ分析や傾向予測に使えるピボットテーブルや強力なグラフ機能、400を超える便利な関数などなど、使う人には当たり前となっており、Windowsパソコンでは標準化されているようなExcel。使いこなしている人も大勢いらっしゃいますし、検索すれば多くの情報や先人たちが様々に解決した情報が見つかります。そんなExcelですが、今回はちょっと違う視点での利用を考えてみます。慣れてしまうとついついExcelだけで考えてしまいがちですが、慣れたExcelをそのままにExcel以外のアプリケーションやサービスの利用を検討すると、より規模の大きなサービスやこれまで無理だと思っていたことも可能になるかもしれません。そして何より使うユーザーはこれまでのExcelブックを変えることなく利用してもらい機能や規模を拡張できれば、開発だけでなく教育コストも削減、導入も容易になります。例としていくつか挙げてみます。

1.データベースの利用
Excelのワークシート行数は1,048,546行です。Excel2003までの65,535行から大幅に増えました!しかしですが、やはりそこはコンピューターのスペックにもよりますが、何万行となると動作も重くなりますし関数を利用していればなおさら表示だけでも時間を要する場合もあります。
年度でデータを管理しているブックだと、年度が替わるごとにブックをコピーして引継ぐ値を準備するなどの手間も発生します。かといって重いままの利用は苦行でしかありません。そんな時はデータベースの利用を検討してみましょう。データベース言語であるSQLとデータベース自体の学習が必要ですが、既存データをデータベースにしてしまえば、もう重くてシートを開くのがやっとなんて状況から解放されて高速かつ柔軟なデータ取得が可能になります。年度が替わるごとにブックを作り直す必要がないどころか、多くのデータを扱えるので複数年度のデータを利用しての分析も可能になります。ハードルが高そうに見えますが、データベース利用においてはExcel側も柔軟に対応しており、多くのデータベースが利用できます。
同じMicrosoftOffice製品であるAccessを利用するのが最も手軽でしょう。Accessで作ったデータベースだけを利用しAccessフォームなどの機能を利用しないのであれば、AccessがインストールされていなくてもADOで参照できます。
同様にMicrosoft社製品であればSQLServerもいいでしょう。無償で利用できるバージョンもあります。
また多くで利用しているLinuxでのLAMP構成ですと、データベースはMariaDBMySQLになるかと思います。こちらもODBCドライバーの導入で容易に接続できるようになります。データベースの理解に時間を要するかもしれませんが、Excelを超えるデータを扱えるのは魅力ですよね。

2.APIの利用
ウェブのデータを利用するにあたっては、SeleniumなどのツールやIEオブジェクトを利用してHTMLデータを取得するなどの方法がありますが、APIが提供されているのであれば容易にExcelにとりこむことができるでしょう。Excel側でもWeb関数が用意されており、結果を関数で返すことができるため簡単ですね。Excelでのウェブ利用はハードルが高いように思われますが、もう一歩踏み出してみませんか?世界が広がりますよ。

3.外部プログラムの利用
Excelを利用しているのであれば、多くがWindows環境かと思います(主観です)。だとしたら外部プログラムを利用することで、より多くのことができるようになるでしょう。VBAではShell関数を利用することで外部プログラムが利用できるようになります。 jpeg画像やPDFファイルを開くほか、コマンドプロンプトでコマンドを実行するなど、できることの幅が相当広がります。

Excelだから…と思いがちですが、一歩踏み出すとあれやこれやとなんでもできてしまいそうなExcel。秋の夜長にチャレンジしてみませんか?